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2012年11月07日(水)

SM10: 楚材 SM10モニターレポートその2 (バイクナビ+SM10)

 バイク乗りにとってマフラーやミラー、ハンドルやホイールと違い、好き嫌いだけでは選択できないカスタムパーツの代表格がバイク用インカムだろう。

便利であることは理解できても、性能や使い勝手を含めた評価や商品選択が難しく、使いこなすのがまた難儀であるからだが、バイクナビも似たような状況にあると思う。かなり前から念頭にはあったが、どの製品も決め手を欠き、クチコミ掲示板での評価も惨憺たるものが多い。その中では、すでに販売中止を発表されてはいるが、SONYのnav-uシリーズのNV-U37は、バイク専用モデルではないもののバランスのとれた製品の一つと言えるだろう。ただ、このモデルの唯一?最大の欠点はブルートゥース接続対応ではないということだ。自動車や自転車での使用を想定しているが故の弱点なのだろうが、バイク乗りにとって、スピーカもしくはイヤホンでナビの音声ガイドを聞けというのは相当な困難である。まして僅か3.5インチの液晶画面は、(他社製品と異なり)太陽光の下でもかなり見やすいとはいえ、運転中注視する訳にもいかず、交差点で停止しているときくらいしかチェックできないのが通常だろうから、音声抜きではナビの機能はほとんど期待できないことになる。かくしてブルートゥース+インカムでナビの音声をバイク運転中もクリアに聞きたいというのが、僕のSENA SMH5購入の動機の一つであった。

例によって前置きが長くなったが、待望のSM10が登場して、ブルートゥース非対応のバイクナビのガイド音声が(タンデマーと一緒に)インカムから聞ける、と
いうことで、速攻決断。先週、ネットショップからNV-U37を購入し、今回はSMH5+SM10+NV-U37+Blackberry9900という組合せを試してみた。
 
まずはヘルメット1とヘルメット2のSMH5をペアリング。次いで取扱説明書に従い、

・SM10のメインポートにバイクナビNV-U37を4ピンのケーブルで接続

・AUX端子にはBlackberry9900を3ピンのケーブルで接続。電源オン

・ペアリングボタンを5秒間(ヘルメット2との間では9秒間)押してSMH5とのペアリング成立。

ここできちんと接続しているか確認してみる。これまでと同様、SMH5側でジョグダイヤルをタップするとインカム通話と接続デバイス(この場合にはSM10)を切り替えることができる。さらにSM10に有線接続しているデバイスを切り替える(取説には副音声をミュートさせる、と書いてある。)には、SM10の中央にあるペアリングボタンを2秒間押す。

と、今日もやっぱりトラブル発生。Blackberryからの音声(音楽)はきちんとクリアに聞こえるのだが、バイクナビの音声は小さくて聞こえない(そもそもナビなので、家の中ではあんまりしゃべってくれないので確認が厄介だ。)。
最初、接続がダメなのかと思ったが、かすかに音が聞こえるので音量調節の問題だとわかった次第。でも、SMH5のジョグダイヤルを後ろに回して音量を増やしてもやっぱり聞こえにくい。で、次にバイクナビの設定画面を出して音量をアップ。スピーカだとずいぶん大きな音がして、これでよいかと思ったが、インカムを通じて聞くと大したことはない。何とか聞こえるようになったが、それでも明瞭とは言い難い水準で、妻も不満そうだ。だが今日のところはこれ以上研究しているとどこにも行けなくなりそうなので、ここで断念して出発することにした。

ハンドルに取り付けるナビ用のマウントはまだ届いていないので、とりあえずタンクバックの上面の地図を入れる透明なポケットに3つの機器を押し込んでスタート。SM10のペアリングボタンはビニールの上からでも押せるし、Blackberryは液晶画面のタッチパネルは操作できないがトラックパッドがビニール上でも操作できたので、アルバム変更などの操作は可能。

これは思わぬ発見。

でも、ナビ自体の液晶画面は太陽光下でも視認性が高いのだが、タンクバックのビニールが反射して見にくかった。

これはちょっと残念。
 バイクナビの検索機能やガイドの仕方をチェックすることも目的なので、行き先は中央図書館とか、成城学園前の駅とか、知っているパン屋さんとか、適当に設定しては走ってみた。今日も思ったより暖かい。「しっかりウェアを着込んできたので、ちょっと辛いね。」なんて会話は弾むが、タップしてナビの音声にするとパッとしない。インカムに戻して、

「今の聞こえた?」

「うん。350メートル先右折、かな。」

「僕もそう聞こえた。了解。」

なんか、ちょっと違うなあ、って感じ。家に戻ったら絶対に解決するぞ、と。まあ、今日のところは仕方ないので、一旦ナビに戻してから、本日の趣旨に反してペアリングボタン2秒押しで音楽再生。こっちは問題なし。
音質もクリアでよい。しかも信号待ちの間に、タンクバックの上からBlackberryを操作してアルバム変更も軽々。これ、実によし。

今日は前回と違って、図書館で妻と別行動になったときも、バイクを一旦降りて駅前を歩いているときも、ヘルメットを暫くはずしてからバイクに戻っても、インカムの接続は正常のままだった。電波状態や障害物の状況が場所によって様々なために、時々音声が細切れになってしまうのかもしれない。まあ、伝搬の状態が悪くなったら、また電源を入れ直してペアリングから始めれば大抵は大丈夫のようだが。

だんだん調子が出てきたので、世田谷区内をあてどなくぐるぐると回ってしまった。で、留守番の娘にも何かお土産を、という提案があり、帰り道に成城の地元では有名な洋菓子店へ立ち寄ってマドレーヌなど買ってから帰宅。

さて、夕食後にあれこれ試していたらナビの音量の問題はあっさり解決。
NV-U37とSM10の接続は4ピンのケーブルではなく、3ピンのケーブルでやればよかっただけのこと。

3ピンケーブルでメインポートの端子に接続させたら、音量は大きくなって調節も可聴範囲で十分に可能になった。うーむ。こんな簡単なことに気付かなかったなんて。
でも、音量の問題が解決できたので、次はバイクナビとSM10をハンドルに取り付け、最終形であるインカム+携帯電話+SM10経由バイクナビ+音楽プレーヤという構成を確立してツーリングに行くぞ、と軽く決意。週末やること多し。

まだまだ勉強ですね。

2012/11/07 16:53 | SM10: 楚材 | コメント(0)

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