上図にあるように、HFPとA2DPでスマートフォンとペアリング後、HFP対応のカーナビをマルチポイント接続することにより、カーナビの音声ガイド(HFP)の音声ガイドが聞こえ、かつスマートフォンからのステレオ音楽(A2DP)、そして携帯電話の着信(HFP)を受け取る事ができるようになります。
また、SR10はHFPを使用するため、スマホ、またはナビと同時にSMH10でペアリングする事はできませんでした。
しかし、マルチポイント接続により以下のようなことが可能になります。
この接続の利点は、インカム通話中または携帯電話通話中にも、バックグラウンドで同時にSR10からの無線通話音声や、ナビ案内が聞こえるという点です。
詳しくはまた別の機会に説明するとして、まずはマルチポイント接続の設定方法を説明します。
1.事前に携帯電話とペアリング済みの SMH10をオンにして、ジョグダイヤルを5秒間押し続ける(赤LEDが点滅)。
2. 2秒以内にフォンボタンを押す。するとLEDが青色の点滅に代わり、"Multipoint Pairing"(マルチポイントペアリング)という音声ガイドが聞こえます。
3. その状態でGPS(またはSR10)側からSMH10を検索、ペアリング(ピンコード0000)
4. GPSとSMH10がペアリング完了すると"Your headset is paired"(ユアヘッドセットイズペアド)という音声ガイダンスが聞こえます。これでマルチポイントペアリングが完了しました。
(SR10とのペアリングは、SR10の通常ペアリング方法で”3”の手順を行なってください)
以上です。これでますますSMH10の使い勝手が良くなりましたね。ユーザーの皆さんの声は確実にメーカーに届いており、そしてそれを実際に形にするのがSenaの強みだと感じました。
2ヶ月ごとに更新される予定のファームウェア、それと共に成長し続けるSMH10を見守るのが楽しみになりました。