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2012年10月25日(木)

SM10:メカ好きおじさん 「SENAの新商品SM10のモニターになりました 」

 有線、無線問わず私が使っているインカムとしては三代目、ブルートゥース方式では初めてのインカムとなるSENAから、新商品が発売になりました。
 
従来からのブルートゥースインカムをシステムアップさせる形で追加して使用する機器です。
 
「SM10」という名前の小型のブルートゥース発信器で「Dual Stream Bluetooth Stereo Transmitter」というそうです。
 
これには有線で二台のステレオ機器を接続できるので、機能としては、
・SM10につないだ二台の音楽プレーヤーやナビ、レーダーなどの機器のステレオサウンド・音声を、ブルートウース対応の二台のインカムに同時に流す事が出来ます。
・ブルートウース対応でない音楽ソース(上記)をSM10に接続して、二台のインカムで同時に音声を聞くことが出来ます。
・SM10に接続した二つの外部ジャックは優先順位があり、例えば通常は音楽を聞いていて、ナビの音声案内が入った時にはこちらを優先し、音楽をフェードアウトさせます。
 
 
簡単に言うと、「二人で同時に同じ音楽が聴ける」「ブルートゥースになっていない機器が聴ける」というスグレものです。
 
今までのわがやのシステムは、
・私のインカム − ブルートゥーススマートフォン(通話用)
        − ブルートゥースナビ(案内音声)
・妻のインカム − ブルートゥースウォークマン(音楽再生用)
そして二台の通話用として使っていました。
 
今回発売されたSM10を使えば、二人で同じ音楽や音声を聞いたり、ブルートゥース対応でない機器の音声を聞くことが出来るんです。
 
 
モニタ募集をやっていたので、条件を見たところ「タンデマー」で「文章を書くのが好きな人」とあります。
 
うーん、私にぴったりじゃないですか!と言うことで応募してみたところ、めでたくモニターに選んでいただき自宅にSM10が送られてきました。
 
早速パッケージを開けて内容を確認します。
 ・SM10本体 : 思ったより小さい!
・充電用/ファームウェア用USBケーブル : マイクロUSBコネクタですね。
・シガレット充電ケーブル : 私のバイクにはシガレットソケットがあるので使えます。
・オーディオ機器接続用ケーブル2本 : 1本は普通のステレオ用の3Pプラグ、もう一本は制御信号用を含めた4Pプラグです。
                   どちらも細いケーブルでカールコードになっています。
・取り付け用パーツ : ハンドルバー取り付け用のゴムバンドと平面固定用のパーツ
・取扱説明書 : 元々付属しているものは日本語版が掲載されていないので、別に日本語に訳された説明書(A4版)が付属していました。
 
しかし本体の小ささは思っていた以上です。
 
手の平に軽く乗るサイズなので、ハンドルに取り付けてでも邪魔になりませんね。
 (1)充電
 
まずは本体を充電します。
 
付属のUSBケーブルでUSBに接続して、約3.5時間で充電完了です。
 
充電中は赤色のLEDが点灯して、充電が完了すると青色のLEDが点灯して教えてくれます。
 
 
電源スイッチは、SM10の横にあるスライドスイッチで操作するのですが、私の個体だけなのかONにする時だけちょっと固いですね。
 
スイッチボタンの根元の方を爪などで動かします。
 
誤動作を防ぐにはいいでしょうけど、もう少し軽い方が望ましいですね。
 
 
(2)ペアリング
 
最初にSM10と、今使っているSENAのインカムSMH5とのペアリングを行います。
 
方法は、インカム(SMH5)の一台目を起動したら、フォンボタンを5秒間押してペアリング待機状態にします。
 
その後、SM10を起動して中央の大きなボタンを5秒間押したままにします。
 
すると青いLEDが点滅し始め、ペアリング機器を探します。
 
しばらくするとペアリングが完了して、青色LEDがゆっくり点滅します。
 
 
次に二台目のインカムとペアリングします。
 
SMH5の方は先ほどと同様に起動、ペアリング待機状態にします。
 
SM10の方は、今度は中央のボタンを9秒間押したままにします。
 
すると赤いLEDが点滅し始め、ペアリング機器を探します。
 
しばらくするとペアリングが完了して、赤色LEDがゆっくり点滅します。
 
これでペアリングは完了です。
 
SM10の動作中は赤と青のLEDが交互に点滅しています。
 
 
(3)音声機器との接続
 
今回テスト用に接続したのは、音楽ソースはブルートゥース非対応のウォークマンとバイク用ナビです。
 
ナビ(XR-430MC)の方はブルートゥース対応なのですが、二人で案内音声を聞くためにあえてブルートゥースの起動をオフにしています。
 
ほかにもいろいろつなぎたい機器がありますね。
 SM10本体は動作確認と操作しやすいようにバーハンドルに付属のゴムバンドで固定します。
 
これにウォークマンとナビに、これも付属のオーディオケーブルで接続します。
 
ケーブルが細くてカールしているのでブラブラしないのがいいですね。
 
SM10とナビは防水設計ですが、ウォークマンは防水ではないので設置する場合には注意が必要です。
 
私のハーレーには、フロントカウルの内側に収納BOXがあるのでこの中に入れておきました。
 (4)ツーリングでのテスト
 
さて、タンデムツーリングに出て試してみましょう。
 
インカムSMH5、SM10の両方のスイッチを入れます。
 
SM10につなぐ音楽プレーヤーやナビもスイッチを入れておきます。
 
ペアリングが済んでいればすぐにインカムから音楽が流れてきます。
 
音楽プレーヤーの音量は、インカムのジョグダイアルを回して調整出来ます。
 
音楽機器の音量は普段イヤフォンで聞いているより少しだけ大きめにしておいて、インカムの方で調整する方が便利なようです。
 
音質の方は本格的なイヤフォンにかないませんが、ライディング中にステレオサウンドを楽しむ分には十分でしょう。
 
多少低音が細い感じですが、高音ばかりのシャリシャリ音ではありません。
 ナビをセットして目的地を入れてあれば、音楽と一緒に案内メッセージを二人で聞く事が出来ます。
 
これならタンデムでもあらかじめどこの交差点を曲がるのか、そろそろ目的地に近づいてきたのかなどの情報を、タンデムの妻も知る事が出来て便利です。
 
 
もちろん、会話をしたい時には今までどおりインカムのジョグダイアルをワンプッシュすればすぐに通話状態になります。
 
もう一度インカムのジョグダイアルを押せば音楽再生に戻ります。
 
ただし、ブルートゥース対応の音楽プレーヤー(ウチで使っているのはソニーのウォークマンZ1000)の場合には、インカムの通話状態にした時はオンガクプレーヤーは一時停止していて、通話終了語は先ほど中断した音楽から続けて再生を始めますが、このSM10を使った場合は、音楽プレーヤーは動作を続けていますので、通話していた間のメロディーも進んでいる事になります。
 
こればかりは構造的に仕方無いですね。
 
 
今回のツーリングは、朝から夕方まで8時間ほどでしたが、これだけ使ってもバッテリーは十分持ちました。
 
ソロと違って、タンデムツーリングでは10数時間とか走り続ける事はあまりないでしょうから、これだけ持てばバッテリーは合格でしょう。
 
 
まだ一度だけタンデムで使ってみましたが、一緒に同じ音楽やナビを機器ながらのツーリングは新鮮ですね。
 
ライダーの私の方は音楽の音量を多少絞りながら聞いていますが、タンデムの妻は気に入った音量で聞いており時折後ろから音楽に合わせて妻の鼻歌が聞こえてくることも。。(笑;
 
このSM10で音楽を聞く時に一番注意しなければいけないのは、ひょっとして二人の趣味に合う音楽を探す事だったりします。
 

2012/10/25 10:35 | SM10: メカ好きおじさん | コメント(0)

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