仕事が終わってから友人Sを誘ってタンデムで、気温7度の中、札幌から小樽まで『夜走り』してきました。
docomoギャラクシーS3にSM10を接続し、それぞれがSMH5を装着して走ります。
ちなみにSM10だけではなく、スマホもブルートゥースでライダー側のSMH5にペアリングされています。
SMH5の電源を入れなおしたときに問題発生。スマホとは繋がるけどSM10には繋がらず、音楽が聴こえない。
何度電源を入れなおしてもダメ。SM10の電源を入れなおしてもダメ。仕方なくペアリング動作をやり直すことに。
それでも一度電源を切ってしまうと、再度電源を入れた時にやはり繋がらないという事態が。これは困った。
色々と検証して行くと…
どうやらSMH5の電源を入れるとスマホと先に繋がってしまい、スマホと繋がった状態で後からSM10と繋がるのは不可能らしい。
SMH5の電源を入れるときは、まずスマホのブルートゥースをOFFにし、SM10と繋がってからスマホのブルートゥースをONにすれば、両方と繋がる事ができるという事が分かった。
ただしこれは全てのスマホに当てはまるかどうかは分からないので参考までに。
問題が解消したところで、引き続きお気に入りの音楽を共有しつつ、交通量の少ない夜の道を軽快に走ります。
寒いせいでトイレが近い。
スタンドに入り、ガソリンを入れてもらっている間にトイレに行きます。
おっと、会話モードのままトイレに行くと、相手に変な音を聞かせることになってしまう。音楽モードにしてトイレへ。
トイレの中でも音楽は聴こえ続けました。
バイクからは余裕で10m以上離れており、自動ドアとトイレのドアも隔てているのに問題なく聴こえる。いいねぇ。
用を足しながらわざと会話モードにし、「あぁ〜すっきり〜」などと言ってみる。「ちょっとぉ!ヤメて!」の声が聞こえる。
小樽に到着し、ファミレスに入って相方に感想を聞いてみる。
彼女自身も他社のヘッドセットを持っており、友達と会話しながら走る事があるそうだが、
その機種はボタンを押すと呼び出し音が鳴り、相手もボタンを押して初めて繋がるので、
SENAの製品は一方がボタンを押したらすぐに繋がるからイイと言っていました。
ただ、ボタンを押してから繋がるまでのタイムラグがあるから、「あそこ見て!」のような咄嗟の時には間に合わない事があり、そこがもどかしいとも言っていました。
確かにそれは感じるけど、まぁブルートゥース自体がタイムラグがあるものなので、ある程度は仕方ないのかな。
ヘルメットの中から聞こえてくる声は、頭の後方から聞こえて来るように感じるため、
運転手からすれば声の方向がタンデムライダーの頭の位置とシンクロして、とても自然な感覚で会話が出来る。
でもタンデム側としては、「自分の前にいる人と話しているのに、声が後ろから聞こえてくるから変な感じ」とのことでした。
これはSENAの製品に限らず、ヘルメット内部にスピーカーを装着する全て製品に当てはまるのでしょうね。
車の場合でも、同乗者との会話は、「ガッチリ話しをする」というものではなく、
大抵は何気ない他愛も無い言葉のやりとりだと思うんですよね。
『天気イイね』 『うん、そうだね』 だとか、 『あの建物なんだろ』 『いつの間に出来たんだろうね』とか、
その程度の、大事でもなければ、別に話さなくてもいいような、本当に何気ない会話がほとんどだと思うんです。
ヘッドセットでの会話の場合、ボタンを押さないと会話ができないから、
『わざわざ音楽を止めて会話モードに切り替えて話すような事でもないよな』って感じになって、結果的にほとんどの時間は音楽のみ。会話は少なくなってしまう。
いざ会話モードにしたからには、一言だけで終わったら逆に不自然で、二言三言以上しゃべらなきゃいけないような感じになる。
かと言ってずっと会話モードにしていると、間が持たなくて気まずい。
というワケで、バイクの場合どうしても車のような自然な会話がしにくい。
そこで思いついた! 音楽を聴きながら会話もできるモードがあったらいいのではないか!?
音楽をBGMに、一切のボタン操作をせずに話したいことを話す。何気ない事をつぶやく。相槌をうつ。
『この曲のここのフレーズ好きなんだよね』なんて会話も成立する。
お気に入りの曲になったら二人で歌う。ステキでしょ!
それができたら、それぞれが別々に音楽を聴くのではなく、同じ音楽を共有する意味がより一層深まると思う。
もっともっと楽しくなるだろうなぁ…。
技術的に難しいのかなぁ? そんなファームウェア開発してくれませんか!?SENAさん!