7月のとある日曜日… 行きつけのショップの定例ツーリングは雨のため中止に…
今月のツーリングはいつになく社長が乗り気で、「集合7時!!!」とかってがんばってたんですが、(いつもはもっと遅いです)あいにくの雨、梅雨なのでしかたないんですけど、後日「社長がめづらしい事するからだ…」ってイジられてました(笑)
で、7時のつもりで早起きはしたものの行く先をなくしたわたくしメは…
かねてから、(ってまだそんなに日にちたってませんけど)試してみようと思ってたショウエイシンクロテックへのSMH10の付け替えをやってみることに…
以後はアライSZ-RamⅡ&Ⅲ VS ショウエイ シンクロテックの比較になります。
ヘルメットのサイズは共に57㎝でM、ちなみに私の首まわりは42㎝でわりと太いです。
個人差がありますので、参考程度とご理解願いますデス。
ちょっと長くなりますけど興味のある方はどうぞ。
まずベースの取り付けですが、基本的にはクランプを使って取り付けました。(SZⅢは若干手を加えて取り付けました。もう少し使ってみて支障なければ参考にアップします。)
どちらのヘルメットも内部構造はFRPの帽体シェルの内側に発泡スチロール製の緩衝材があって、緩衝材につけられたチークパッド取り付け用の樹脂製ベースにチークパッドが固定されています。
SZⅡは、シェルだけでクランプすると、首周りにつけられたエッジのせいでヘルメットの外側と取り付けベースの間に隙間が空くため、シェルと緩衝材をはさんでクランプしました。 それでも、前側のほうが絞りこまれているので少し隙間が空きます。(SZⅢではエッジの角度の問題で、さらに隙間が大きくなります。)
対してシンクロテックでは、シェルだけをクランプするだけで比較的簡単に取り付けられました。
かぶる時はどちらのヘルメットもクランプがチークパッドを内側へ押してくるので少しキツくなります。
かぶった感じは、SZが若干首を押す感じがありますが、テストのために気にしてかぶってますからたぶん普通に走行時してれば気にならないレベルです。(私、首太いです)
それと、SZではチークパッドとベースの間にクランプがあるので着脱の際にチークパッドがベースからはずれやすくなりました。 ただ私のSZは以前からチークパッドの着脱を繰り返していたのでベースへの取り付けがゆるくなっている可能性があり、個体差があると思います。 (チークパッドの交換を検討中です。)
つづいてスピーカーの取付です。
SZは、耳の部分にはパッドも緩衝材もなく、直接シェルに貼ることになります。 広さにも余裕があるので、耳の中心さえ探し出せれば後は、ベルクロ&両面テープで簡単に付きます。(実は、これが問題なのですが…)
対してシンクロテックは耳の部分にも緩衝材があるので、「ベルクロ&両面テープ」とはいかないと思います。(無理につければたぶん耳たぶが痛いかも…)
ただ、実は私のシンクロテックはⅰ-pod用に「B+」さんのスピーカーがつけてあるので、本当に痛いかどうかは確認はしていませんのであしからず…
で、スピーカーを付けるにあたり緩衝材を加工しますが、できれば切り落とすのではなく、スピーカーの厚みの分だけ削るほうが理想と思います。(理由は後ほど)・・・
取付は以上で完了、これからインプレッション… と、言いたいところなのですが、あいにくの雨… なので、家の中で気がついたことをまずレポートします。
ⅰ-podからラインインで&携帯からbluetooth で飛ばした音楽ですが、SZでは消えてしまっていた中低音の領域がシンクロテックではやや強調して聞こえるようです。 それから音量についてもシンクロテックのほうが大きく聞こえます。 メーカーブログには耳が割れるような大音量とかかれていましたが、「そこまではいかないなぁ」って思ってましたけど、シンクロテックに付け替えて納得しました。
考えられる理由として、SZは耳のまわりに余裕があるのはいいのですが、当然密閉性に欠けますし、またシェルに直接貼りますから耳からの距離も離れています。(たぶん、低音の振動もシェルに逃げてるかも…)
対してシンクロテックは、耳周りが窮屈(SZに比較して)な分、密閉しており、かつ、緩衝材の厚みの分スピーカーが耳に近いことが考えられます。
例えれば、SZはオープンエア-ヘッドフォンで、シンクロテックは密閉型ヘッドフォンてとこですか…
こうやって比較していくと「ショウエイのほうが相性はいいのかな」とは思いますが、メーカーさんで言う「安全性」ってとこまで考えると外音の聞こえ具合まで試していないので、ビミョ〜なトコでしょうか…
そうこうしているうちに、雨があがってきたのでちょっとシンクロテックのテスト走行に…
走行中の音楽もやはり音質、音量ともいい感じです。
ここでふと走行中の電話の通話テストをしてないことを思い出して… って、ここでおもいっきりポカをやっちゃいました。
走りながらフォンボタンをワンプッシュ… で、家内が出るはずが娘が「お父さん?」って…えっえっ? そうなんです、いろいろテストをする際に何度も家からかけてたのでてっきり家にかかるつもりが、かかるのは着信履歴じゃなくて発信履歴(リダイヤル)… だから、直近最終にこちらからかけた娘のところへかかっちゃったのです。 どうも仕事中だったらしく後でしっかりシカられましたゴメン(笑)
で、本題にもどりますが、当然ながら会話はまったく問題なし。
シンクロテックはフリップ部分を下げると顎の下までカバーされるので、マイクの環境だけを考えるとひょっとするとフルフェイスよりいいかもしれませんねぇ。たぶん相手方には静かかも…
しいて言えば、フリップを開閉するたびにマイクの位置がビミョ〜に変わってしまうので、その都度ごそごそと修正が必要でしたが、たぶんこれも慣れの問題で、ズレないようにどこかのポイントで押さえてしめれば大丈夫かな…
ちなみにウチは、BMW R1200RTを使用中ですが、スクリーンの角度によりますが、80キロぐらいまでならどちらのヘルメットもシールドを上げた状態で十分会話は可能です。(下げた状態のが音的にはいいのはわかってますが、なんせ暑いのはイヤなんで…)
以上、今回のレポートでした。
SZⅢの他アライ、ショウエイともにフルフェイスもありますので、おいおいその辺もわかってきましたらまたレポートしま〜す。
P.S. これまでツーリングで走ってきたルートがいたるところで局地豪雨の被害を受けているようです。 被害にあわれた皆さんには、心からお見舞い申し上げます。